活動報告

2023.08.22

令和 5 年度 8月度例会 開催

令和5 年8 月9 日(水)、会員3 0 名の参加のもと、8 月度例会として枚方税務署 法人課税第1 部門 統括国税調査官の市原氏をお招きし、「取引先にも説明ができる!理解を深める、インボイス制度直前対策講習」と題し、研修会を開催いたしました。迫るインボイス制度の導入に向けて、課税事業者・免税事業者が「結局のところ、何を押さえておけばよいのか」、「経理担当者における、請求業務等における処理上の注意点とは?」等をご説明いただきました。

当日は各会員企業の経理担当者もご出席されました

令和5 年10 月1 日から開始されるインボイス制度ですが、制度理解・浸透化が進んでいない実態と、経過措置(段階的に仕入税額控除の一定割合を控除)の適用等も相まって、本来は「登録すべき事業者」においても、判断を迷われているケースが多いと言われています。現行のやり方・下請け事業者との取引がある場合について、当会の会員業種で最も多い製造メーカー・建設業を事例に、ホワイトボードを用いて解説いただきました。

インボイスの登録手続きも1 か月~2 か月の時間がかかるとのこと 。

また対象となるケースは通常の企業間会計のみならず、各会員企業が所属する「任意団体」においても注意が必要とのこと。会費の支払い→団体事務局が業者等に立て替え払いを行う場合では、事務局が預かったインボイス(コピー)を受け取る必要があり、税額控除が適用される複数のケースを想定しておかなければなりません。今回の研修例会は、インボイス制度の導入直前期ということもあり、制度理解に意識を高められた機会となりました。

担当:経営・情報委員会