活動報告

2025.06.11

令和7年度 6月度例会「トランプ関税とグローバルマーケットの見通しについて」

令和7年6月11日(水)、交野市工業会の6月度例会が開催されました。今回の例会では、交野市工業会メンバーである、㈱関西みらい銀行交野支店様からのご紹介で、むさし証券㈱営業統括部長・ストラテジストであり、著名な金融専門誌にも多数コラムを寄稿されている杉山武史氏をお招きし、「トランプ関税とグローバルマーケットの見通し」と題してご講演をいただきました。

杉山氏は、長年にわたって国内外の金融市場に精通し、多くの投資家や経済関係者から信頼を集める実力派のストラテジストです。今回は、米国の政治動向を軸に、世界経済全体における不確実性とその中での日本経済の立ち位置、そして急速に発展する生成AIの影響など、多岐にわたる視点から分かりやすく解説いただきました。

特に注目されたのは、最近急速に注目を集める生成AIの進化が、今後の国家間競争においてどのような意味を持つのかについても触れられ、今後もアメリカと中国のAI技術の覇権争いは続いていくという分析でした。講演後の質疑応答では、参加者から多くの質問が飛び交い、現場ならではの具体的な課題や疑問に対して杉山氏が丁寧に応答。参加者の関心の高さがうかがえる、非常に活気ある時間となりました。

今回の例会は、今後の経済環境を見通す上で多くのヒントを得られる、大変有意義な機会となりました。交野市工業会では、今後も時流を捉えたテーマと優れた講師陣を迎え、会員の皆様の事業活動に寄与できるような例会の運営を目指してまいります。

写真②杉山先生
写真③例会風景